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石炭ガス化複合発電(IGCC)実証試験設備向け空気分離装置受注

石炭は、価格が低位で安定していることや、採掘可能な埋蔵量が多いといった利点から、将来にわたって主要な一次エネルギーになるとみられ、経済成長のために今後も世界全体での活用が必要不可欠と考えられています。一方、地球温暖化問題への対応の観点から、CO2排出量削減のため、できる限りプラントの高効率化を図る必要があります。エア・リキードは、エンジニアリング&コンストラクション部門を通じてその最先端の技術を発揮し、この市場において大きな役割を果たしてまいりました。

この度、日本エア・リキード株式会社は、日揮株式会社より、大崎クールジェン株式会社の酸素吹石炭ガス化複合発電(IGCC: Integrated coal Gasification Combined Cycle)の実証試験向け空気分離装置(ASU)を受注しました。大崎クールジェン株式会社は、中国電力株式会社と電源開発株式会社の共同出資により設立された会社です。

IGCCは、高温高圧下のガス化炉において、石炭を酸素でガス化させることによって得た合成ガスを利用してガスタービンを駆動し、同時に蒸気で蒸気タービンを駆動して発電する複合発電設備です。発電効率が高く、且つ環境にもやさしい技術として注目されています。石炭のガス化に不可欠な酸素及び石炭の搬送や、パージ用の不活性ガスとして使用される窒素を安定供給する空気分離装置は、この技術の重要な柱となります。

エア・リキード グループは世界各地において、IGCC向けASUの納入実績を重ねており、国内では日本エア・リキード株式会社にとって、今回が実証および商用レベルにおける2基目のIGCC向けASUの受注となります。これは、本分野におけるエア・リキード グループの高い技術力に加えて、十分な実績とノウハウの蓄積、並びに日本エア・リキード株式会社の国内空気分離装置のターンキーベースでのプロジェクト管理能力が、高く評価された結果です。

ASUの基本設計から建設工事、試運転に至るエンジニアリングは、エア・リキード グループ独自の技術を使って日本エア・リキード株式会社 エア・リキード エンジニアリング社が担当します。設置場所は中国電力株式会社 大崎発電所構内となり、建設開始は2013年を予定しています。

エア・リキード エンジニアリング社 社長、田 亮のコメント:
「環境にやさしい発電技術を利用したIGCCプロジェクトに参加できることを大変うれしく思います。世界各地および日本における私どもの実績を評価していただいたことに感謝いたします。『環境』と『エネルギー』はエア・リキードが掲げる5つの成長分野を構成しており、全社で取り組んでいます。」

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