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エア・リキード:カタールで世界最大のヘリウム液化装置稼働

エア・リキードはこのたび、カタールのラスラファン工業都市において世界最大のヘリウム液化精製装置を稼働させました。年間約3,800万m3の製造能力を持つ同装置には、-269°Cと極低温で精製・液化する、エア・リキードの独自技術が盛り込まれています。液化器は全長20メートル、高さ8メートル以上と世界最大となり、ラスガス(RasGas)社によって運転されます。

既存の装置と併せた総製造能力は年間約5,800万m3で、カタールは世界第2のヘリウム生産国として、世界全体生産量の25%を占めることとなります。

ラスガス社とカタールガス(Qatargas)社との長期契約により、エア・リキードは総生産量の50%を購入することとなり、ヘリウム世界市場における地位を強化します。

ヘリウムは、磁気共鳴画像診断(MRI)、半導体・光ファイバーケーブルの製造、宇宙開発、研究、エアバッグ、深海探査などさまざまな用途に使われています。近年は需要が増す一方で、世界中で供給不足となっていました。今回の稼働は、ヘリウム市場の安定化への一歩となります。

ハマド・ラシド・アル・モハナディ氏(ラスガス社CEO、カタール石油副会長)のコメント:
「この新しいプラントは、カタールで2番目のヘリウムプロジェクトです。2010年5月に起工して以来、500万時間/人数という工数をかけ、このほど完工し、休業災害ゼロという偉業を達成しました。これほど多くの作業者が関わる複雑な建設プロジェクトでも安全な作業環境を創出・維持するという当社のコミットメントを表すものとなりました。」

フランソワ・ダルシ(エア・リキード、シニアバイスプレジデント、執行委員会メンバー)のコメント:
「ラスガス社には当社に信頼を寄せていただき感謝しています。同時にこのプロジェクトはここまで推し進めるのに欠かせない技術的能力を発揮し、大きく貢献された多くの作業従事者に感謝します。今回のプロジェクト成功の一翼を担うことができ光栄です。ヘリウムの世界市場における地位および中東地域における地位、両方を強化することができました。」

※ このプレスリリースは2013年7月8日にパリより英語で発表されたものの翻訳です。

ラス・ラファン地区におけるヘリウム
1970年代前半のノースフィールド鉱床発見、90年代のラスラファン液化天然ガス会社設立に続き、カタールは天然ガスからヘリウムを採取するプラントの開発に取り組んできました。ヘリウム含有量は0.05%にとどまるものの、その規模の大きさにより採算化が可能です。カタールガス社とラスガス社はどちらも世界の液化天然ガス・ヘリウム開発における大手企業です。

中東におけるエア・リキード
エア・リキードは、中東地域において600名の従業員を擁しています。エネルギー関連プロジェクトや新技術ニーズの高まりから事業機会も増加しています。

 

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