2016年第3四半期に関するエア・リキード会長兼CEOブノア・ポチエのコメント:
「当四半期を特徴づける動きとしてエアガス買収のリファイナンス、良好な条件下での米国資産売却、並びに10月1日以降のエアガス業務統合が挙げられます。さらに今四半期はじめてエアガスが四半期通して当社グループ業績に貢献いたしました。
世界経済が引き続き緩やかに成長する状況下で、ガス&サービスは堅実な成長を示しており、この成長は主にラージ・インダストリー工場の増産、ヘルスケア事業の盤石な伸び、さらには発展途上国とりわけ中国での進展によって牽引されました。当社グループは、経常的に効率改善益創出を続け、それが業務実績に貢献しています。
さて、本日新たな段階を迎えました。私たち優先課題の一つとして、当社コーポレートプログラムNEOSにおけるプラン及び継続的遂行に合わせ私たちはエアガスとのシナジー効果実現をはかります。投資積残額22億ユーロとカスタマーエクスピリエンス充実を目指すイノベーションがこれからの数年間成長に貢献します。
エアガス買収完了を受けてエア・リキードは10月初旬完了する増資効果を含め2016年の一株あたりの純収益及び純利益増達成を確信しています。」
2016年Q3当社グループ売上高は、当四半期のエアガス売上高を含め5,077百万ユーロを達成。公表ベースでは対2015年同期比で+23.9%増、通貨・エネルギーインパクトを除いた比較では+26.8%増となった。エアガスの実績及び通貨・エネルギーインパクトを除くと当社グループ売上高は低調なE&C(エンジニアリング&建設)の売上の影響を受け-1.1%と若干減少した。
ガス&サービス売上高は4,783百万ユーロを達成、公表ベースでは前年同期比+29.9%増、通貨・エネルギーインパクトを除くと+33.1%の増加を示した。エアガスのインパクトを除くと成長率は+2.0%であった。当四半期における通貨の負の影響(-0.4%)及びエネルギー価格のマイナス要因(-2.8%)は2016年上半期と比べ軽減した。
発展途上諸国は堅調な伸びを示し、ガス&サービス売上高は前年同期比で+6.7%の増加となった。
全体として、ガス&サービスの同一基準に見る成長は第3四半期におけるラージ・インダストリー事業及びヘルスケア事業により牽引された。
エンジニアリング&建設の売上高は105百万ユーロに終わり、2015年第3四半期と比べ大幅に減少した。これは、エネルギー関連の大型プロジェクト進展の鈍化と新規プロジェクト数減少がその原因となった。
グローバルマーケット&テクノロジーの売上高は、バイオガス及び海運業に牽引されて73百万ユーロを達成、同一基準で+10.6%の伸びとなった。
当社グループは、継続的に競争力強化を邁進し2016年の9ヶ月間を通じて223百万ユーロの経常的な効率改善益を創出、営業実績に貢献した。これら効率改善に加え、エアガス買収直後の第3四半期に見るシナジー効果は第4四半期にさらなる増加が期待される。エアガス統合の進展は順調に推移し、コスト面のシナジー効果は当初の予測よりも早く2018年末までに完全に実現するものと見られている。
1 通貨、エネルギー(天然ガス及び電力)及びM&Aインパクト(エアガス)における調整後の実績
2016年Q3売上高
百万ユーロ |
2016年Q3 |
2016年Q3 前年同期比 (通貨・エネルギー インパクト除く) |
2016年Q3 前年同期比 (同一基準 での比較1) |
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当社グループ 売上高 |
5,077 M€ | +23.9% | +26.8% | -1.1% |
当社グループ 売上高 (ガス& サービス) |
4,783 M€ | +29.9% | +33.1% | +2.0% |
1 通貨、エネルギー及びM&Aインパクト(エアガス)における調整後の実績
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